メルクマニュアル家庭版
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セクション

はじめに

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人間の体は、それぞれ独自の働きをもつ細胞が、高度に組織化してできています。これらの細胞は互いに協力し、生命を維持するのに必要な機能を果たしています。人体のしくみを知るためのアプローチ方法には、解剖学(構造の研究)と生理学(機能の研究)があります。本書では、各セクションの最初の章で、この生理学に関する内容を詳しく説明します。

解剖学は、最も小さな単位である細胞の構成要素から、最も大きな単位である器官(臓器)、さらには器官と器官の関係まで、レベルによって体系づけられています。肉眼解剖学とは、診察時の観察(視診)や切開した患部の観察など、各器官を肉眼で見て行う研究です。細胞解剖学は細胞とその構成要素を研究しますが、この観察には、特別な技術と顕微鏡などが必要です。分子解剖学あるいは分子生物学は、細胞に含まれる最も小さな構成要素を生化学的方法で研究します。

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