メルクマニュアル家庭版
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セクション

はじめに

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薬に対する反応は人それぞれです。薬に対する反応は、遺伝子構成や年齢、体の大きさ、他の薬や栄養補助食品(サプリメント、ハーブなど(ハーブとサプリメント: はじめにを参照))の使用、食事内容(飲みものを含む)、病気の有無(腎疾患や肝疾患)、寛容性や耐性の発現など、多くの因子に左右されるからです。一般に体の大きな人が小さな人と同じ効果を得ようとするなら、薬の量はより多く必要です。薬を指示通りに服用するかどうか(服薬の指示を守る重要性: はじめにを参照)も薬の効き目に影響します。これらの要因は、生体による薬への作用(薬物動態(薬の投与法と体内での動き: はじめにを参照))、薬による生体への作用(薬力学(生体に対する薬の作用: はじめにを参照))のいずれかまたは両方に影響します。

薬に対する反応に影響するさまざまな因子

薬に対する反応に影響するさまざまな因子

薬の効き目を左右する因子はあまりにも多いので、医師は個々の患者に合った薬を選び、注意深く投与量を加減する必要があります。患者が他の薬を服用していたり、他の病気にかかっている場合は、薬同士の相互作用や薬と病気の相互作用の可能性も考えられるので、このプロセスはもっと複雑になります。

新薬にはそれぞれの標準投与量または平均投与量が決められます。しかし、平均投与量という考え方は衣服の「フリーサイズ」のようなもので、ある範囲の人にはある程度合うでしょうが、完全にぴったり合う人はほとんどいません。一部の薬は、同じ投与量でほぼすべての人によく効くので、投与量を調整する必要がありません。

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