メルクマニュアル家庭版
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イチョウ葉

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背景: イチョウ葉は、イチョウの木の葉から得られたものです。その葉にはギンコライドと呼ばれるいくつかの物質が含まれています。

薬効: イチョウ葉は血小板の凝固傾向を抑制し、血管を拡張して血流を良くし、炎症を抑えます。イチョウ葉を使用すると、脳や膝(ひざ)から下への血行が良くなります。めまいや、頭痛、耳鳴り、最近起こったことを忘れるもの忘れ、気分障害の治療にも役立つことがあります。免疫抑制薬のシクロスポリンによる腎臓障害を防ぐ効果もありそうです。

これらの薬効のいくつかを支持する証拠があります。ヨーロッパの多くの研究は、イチョウ葉の標準製剤によって、脳や脚への血行が低下した人の症状が軽減することがわかりました。たとえば、末梢動脈疾患のある人では、痛みなしで歩ける距離が増えました。米国の綿密に計画されたある大規模試験で、イチョウ葉がアルツハイマー病を含む軽度から中等度痴呆者の、精神的・社会的機能を安定化させたり、改善したりすることがわかりました。

可能性のある副作用: イチョウ葉エキスには軽い消化器の不調以外に副作用はありませんが、イチョウ葉を使用するときは、医師の監督指導を受けた方がよく、自己治療には向いていません。イチョウ葉が抗凝固薬やアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬と相互作用すると、抗けいれん薬の効き目が低下することがあります。イチョウの木(街路樹や観賞用)の下に落ちている果肉と接触すると、ひどい皮膚炎になることがあります。イチョウ葉製品には果実は使いません。

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