メルクマニュアル家庭版
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化繊肺

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化繊肺は、合成繊維の吸入によって起こる慢性的な肺疾患です。

ナイロン製品の加工工場で働く世界中の労働者は、細い気道の壁や気道と肺胞の間のすき間(間質)に、慢性的な炎症や瘢痕化を起こす危険性が高くなります。合成繊維の製造過程で広く採用されているフロッキングという工程では、起毛しているフリース素材を作るために、裏地に毛足の短い繊維を貼りつけます。化繊肺を発症する可能性があるのは、ナイロン製品の加工過程全体ではなく、この過程だけです。

化繊肺にかかると息切れが起こり、胸部X線画像上に異常が認められます。症状は自然に改善しますが、合成繊維を取り扱わなくなっても、必ず完治するわけではありません。ステロイド薬の服用で、症状が緩和されることがあります。

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