メルクマニュアル家庭版
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肩の骨折

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肩の骨折には鎖骨骨折、肩甲骨骨折、上腕骨骨折があります。外傷によりこれらの骨が連結する関節が損傷することもあります。

鎖骨骨折は自転車やジャングルジムから落下したときなどによく発生します。鎖骨は皮膚のすぐ下にあり、周りにほとんど筋肉がないため、骨折後の腫れや変形は目で見てわかります。鎖骨の内側や中ほどを骨折した場合、両肩を後方に引っぱって骨を正しい位置に保つ装具をつけます。鎖骨の外側を骨折した場合は普通のつり包帯を使います。つった腕をストラップで胴体に固定する場合もあり、夜間などによく使われます。手術が必要になることはまれです。

上腕骨骨折は腕を伸ばしたまま転倒したときなどによく生じます。症状としては、痛みがあり、腕を上げることができなくなります。ほとんどの場合、つり包帯をつけます。骨折面の間がかなり離れてしまった場合は手術を行います。関節の損傷がひどい場合、インプラントを用いることがあります(人工肩関節部分置換術)。

上腕骨骨幹部の骨折は、高速での自動車事故や歩行中に自動車にはねられる、スキーでの転倒、建物からの落下などの強い外力による損傷で発生します。ほとんどの場合、つり包帯や装具を使って治療を行います。

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