メルクマニュアル家庭版
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ド・ケルヴァン症候群

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ド・ケルヴァン症候群(「洗濯婦のねんざ」とも呼ばれる)は、親指を外側に動かす腱や腱鞘の腫れと炎症です。

この病気は繰り返し手首を使うことによって起こります。主な症状は、手首の親指側と親指の付け根の痛みで、動かすと悪化します。親指の付け根と手首には圧痛が認められます。

この病気の診断には、フィンケルシュタイン試験を実施します。親指を手のひらの中に入れて、他の指を上に重ねて拳をつくります。それから、手のひら側を上にして手首を手前に曲げます。このとき痛みがあればド・ケルヴァン症候群と診断します。

軽度であれば患部を安静にし、温水で温め、非ステロイド性抗炎症薬を投与するのが有効です。ステロイド薬を腱鞘に注射すると症例の80〜90%に効果があります。手術が必要となる場合もあります。

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