メルクマニュアル家庭版
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緊張性頭痛

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緊張性頭痛とは、頭全体がベルトで締めつけられるように痛む、軽度から中等度の頭痛を指します。

緊張性頭痛の原因はよくわかっていませんが、痛みを感じる閾値(しきいち)が正常よりも低いことに関連しているようです。ストレスも関係していると思われますが、頭痛とストレスの関係は明らかではなく、ストレスだけで頭痛が起こるわけでもありません。

症状と診断

痛みは激痛の場合もありますが、ほとんどが軽度から中等度です。頭をベルトで締めつけられるような痛みが起こり、30分から1週間ほど続きます。片頭痛とは異なり、緊張性頭痛は吐き気や嘔吐を伴うことはなく、運動、光、音、においによって痛みが悪化することもありません。緊張性頭痛は目が覚めてから数時間後に始まるのが典型的で、眠っていて目が覚めてしまうほどの痛みはめったに起こりません。

診断は、頭痛の症状と診察の結果に基づいて行われます。診断を確定するための特別な検査はありません。頭痛が最近になって急に起こるようになった場合などは、まれに頭部のCT検査またはMRI検査を行って頭痛の原因となる他の病気を除外します。

治療

軽度から中等度の緊張性頭痛の大半は、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンなど、大部分の市販されている鎮痛薬(市販薬: 鎮痛薬と抗炎症薬を参照、痛み: 非ステロイド性抗炎症薬を参照)で、すぐに一時的な痛みを緩和できます。また、痛む場所をマッサージするのも痛みを和らげる効果があります。重症の頭痛には、コデインやオキシコドンなどのオピオイド(麻薬)を含む強い鎮痛作用のある処方薬(主なオピオイド鎮痛薬を参照)が必要です。人によっては、ある種の頭痛薬に含まれるカフェインによって鎮痛作用が強まることがあります。しかし、鎮痛薬やカフェインを過剰に使うと、頭痛が慢性化して毎日起こるようになります。これはリバウンド頭痛と呼ばれ、鎮痛薬の用量を誤る、服用が遅れる、あるいはカフェインの摂取量が減る、中止するなどの場合に起こります。

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