メルクマニュアル家庭版
印刷用画面

セクション

根尖周囲膿瘍

-
-

根尖周囲膿瘍(こんせんしゅういのうよう)は、歯から周辺組織に広がった感染によって膿がたまる病気です。

人の体内では、数多くの白血球が感染を引き起こす細菌と闘っています。膿は、これらの白血球、壊死した組織の残骸、細菌などが蓄積したものです。歯の感染によって生じた膿は、最初に歯肉へにじみ出るため、歯肉の歯根の先端(根尖)周辺が腫れます。感染した歯の位置によっては膿が軟組織へにじみ出て(蜂巣炎)、あごが腫れたり、あるいは口底ににじみ出てほおが腫れたりします。ときには皮膚ににじみ出すことさえあります。

膿瘍や蜂巣炎の治療は、感染の除去と膿の排出で、そのために口腔外科手術や根管治療が行われます。炎症を引き起こしている細菌に対しては、抗生物質が使用されます。しかしそれ以上に重要な治療が、感染歯髄の除去と排膿です。

個人情報の取扱いご利用条件