メルクマニュアル家庭版
印刷用画面

セクション

食道の良性腫瘍

-
-

食道に良性腫瘍ができることはまれで、生命への危険はありませんが、できるとやっかいなものです。

良性腫瘍で一番多いタイプは、平滑筋にできる腫瘍(平滑筋腫)です。30〜60歳の人に多くみられます。この腫瘍のほとんどは小さく治療も経過観察で十分ですが、大きくなると食道の一部が狭くなって食物が飲みこみにくくなり(嚥下[えんげ]困難)、痛みや不快感を伴います。鎮痛薬を服用すれば症状は一時的に軽減しますが、完治を望むのであれば摘出手術が必要になります。

良性腫瘍には、ほかに結合組織からなるもの(線維血管ポリープ)や神経組織からなるもの(神経鞘腫[しんけいしょうしゅ])もありますが、いずれもまれです。

個人情報の取扱いご利用条件