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バラ色粃糠疹

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バラ色粃糠疹(ばらいろひこうしん)とは、炎症を起こしバラ色でうろこ状になった小さい皮疹が皮膚に多数できる軽度の病気です。

バラ色粃糠疹の原因ははっきりしておらず、おそらく感染によるものと考えられますが、患者から他の人にうつることはないとみられています。どの年代でも発症しますが、最も発症者が多いのは若い成人です。春と秋に多く発症します。

症状

バラ色粃糠疹では、バラ色のような赤、あるいは軽く日焼けした皮膚の色をした、直径約2.5〜10センチメートル程度の大きさの皮疹ができます。この皮疹は原発疹、あるいは母斑と呼ばれています。この皮疹は円形か楕円形をしており、通常は胴体にできます。皮疹は何の前触れもなく突然できることもありますが、現れる数日前から、漠然とした体調不良、食欲不振、発熱、関節痛などを感じることもあります。発症してから5〜10日の間に、見た目は同じですがサイズがもっと小さい皮疹が体の他の部分にも現れます。これらの二次的に現れる皮疹は胴体にできることが多く、特に背骨に沿った部分や、背骨から放射状にできます。この病気のほとんどの人が若干のかゆみを感じ、かゆみがひどくなる患者もいます。

写真

バラ色ひこう疹

バラ色ひこう疹

診断と治療

診断は体に出た発疹の様子、特に原発疹の状態に基づいて行います。発疹は、特に治療をしなくても4〜5週間で消えますが、2カ月以上続く場合もあります。人工光や自然の太陽光線を浴びると発疹が早く消え、かゆみも抑えられます。必要に応じて、かゆみを抑える標準的な治療を行います(皮膚のかゆみと非感染性の発疹: 治療を参照)。かゆみがかなりひどい場合のみ、ステロイドの経口薬を服用します。

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