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毛孔性苔癬(毛孔性角化症)

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毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)はよくある病気で、毛孔性角化症ともいいます。毛包の開口部に、皮膚上層部から死んではがれ落ちる細胞(角質)が詰まってしまう病気です。

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毛孔角化症

毛孔角化症

この病気は遺伝する傾向があるようですが、原因はわかっていません。アトピー性皮膚炎の人は毛孔性苔癬にかかりやすい傾向があります。

症状としては、毛包が詰まって栓や丘疹ができ、皮膚がザラザラに、まるで鳥肌のようになって乾燥します。栓は小さい吹き出もののように見えることもあります。この栓ができても痛みやかゆみはなく、見た目に気になるというだけです。栓や丘疹が最もできやすいのは上腕部、もも、殿部(尻の部分)です。顔にも突然できることがあり、特に子供に多くみられます。季節的には、寒い季節にできやすく、夏に消える傾向があります。

患者が見た目を気にしている場合以外、特に治療の必要はありません。治療には主に保湿剤を用います。サリチル酸、乳酸、トレチノインなどが入ったクリームを使用します。治療をやめると再発する傾向がみられます。

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