メルクマニュアル家庭版
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ひげの内方発育

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毛はくるっと丸まってカールすることがあり、その先端が皮膚を刺すと炎症を引き起こす場合があります(ひげによる偽毛包炎)。この症状は、ひげのカールした毛に起こりやすく、特に黒人男性に多くみられます。皮膚の内側で伸びた毛が、小さくて軽い痛みを伴う吹き出ものになります。その中心には、ほとんど外からは見えませんがカールした毛が丸まっています。

診断は、典型的な外観から行います。治療法としては、皮膚の内側で成長している毛(ひげ)を針やメスなどの器具を使って引き出す方法があります。最も効果的な予防法は、ひげを伸ばすことです。長く伸びた毛は丸まって皮膚を刺すことがないからです。ひげを伸ばしたくない場合は、除毛剤を使うこともできます。これはチオグリコールでつくられたクリームや液状の薬ですが、皮膚に刺激を与えることがしばしばあります。ひげをそる場合は、ひげが生えている方向に向かってそるようにしなくてはなりません。カミソリでいろいろな方向から何度も入念にそる方法は避けるべきです。症状がなかなか改善されない場合は、レーザー治療を行うこともあります(レーザーによる皮膚治療を参照)。

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