メルクマニュアル家庭版
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はじめに

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皮膚の腫瘍とは、周辺の皮膚とは違って見える部分で、さまざまな種類の細胞が集まってできています。隆起したものもあれば平らなものもあり、色は濃い茶色や黒色、周囲の皮膚と同じ色、赤色などさまざまです。皮膚腫瘍は生まれつきあるものも、後天的にできるものもあります。

細胞の増殖が抑えられていて、体の他の部分に広がっていかないようであれば、その腫瘍は癌ではなく良性です。細胞の増殖が抑えられないようであれば、その腫瘍は癌性の悪性腫瘍で、細胞が正常な組織に入りこんでいったり(浸潤)、体の他の部分に転移したりします。皮膚にできた良性腫瘍は、しばしば美容上の問題となります。

皮膚の良性腫瘍の多くは原因がわかっていません。ただし、中には原因が判明している良性腫瘍もあり、ウイルスによるもの(いぼなど)、全身性疾患によるもの(血液中の脂肪が多いために起きる黄色板症や黄色腫など)、環境要因によるもの(日光によってできるほくろ、表皮嚢胞など)といったものが知られています。

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