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脂漏性角化症

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脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は脂漏性疣贅(しろうせいゆうぜい)ともいい、周囲の皮膚と同じ色や茶色、黒色などのできもので、皮膚のどこにでも生じる増殖性の変化です。

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脂漏性角化症

脂漏性角化症

脂漏性角化症は中年から高齢者には非常によくみられ、害はありません。1人の人に100個以上できる場合もあります。皮膚のどこにでもできますが、胴体やこめかみによくみられます。

脂漏性角化症の形は丸か楕円形で、大きさは約6ミリメートル未満のものから数センチメートルになるものまでさまざまです。皮膚にぴったりと貼りついたように見え、表面はすべすべしているものも、乾いてざらついているものもあり、徐々に生じます。悪性ではなく、癌化することもありません。角化症部分が濃い茶色をしていた場合、異型性ほくろや悪性黒色腫と間違われることがあります。

脂漏性角化症は、ヒリヒリしたりかゆくなったり、外見的に許容できない場合を除いて、特に治療する必要はありません。切除する場合は、液体窒素で凍らせる凍結療法が適しています。レーザー治療でも同様に切除できます(レーザーによる皮膚治療を参照)。病院で、メスその他の器具で切り取ってもらうこともできます。

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