メルクマニュアル家庭版
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鼻中隔穿孔

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鼻中隔に、潰瘍(かいよう)や穿孔(せんこう)ができることがあります。鼻の手術、繰り返し鼻を傷つける行為(鼻をほじるなど)、ヴェーゲナー肉芽腫症や梅毒といった病気などが原因で起こります。また、鼻から吸引する方法でコカインを頻繁に使用していると、血流が減少し、潰瘍や穿孔が生じます。

鼻孔の周辺にかさぶたができたり、鼻出血を繰り返すなどの症状がみられます。穿孔が小さい場合は、呼吸時にヒューヒューと音がすることもあります。

かさぶたはバシトラシン軟膏(抗生物質を含む軟膏剤)を用いると軽減します。穿孔を修復する手術もときに行われ、患者自身の鼻のほかの部分から採取した組織片か、弾性のある軟らかいプラスチックでできた人工粘膜を使って穴をふさぎます。鼻血やかさぶたの症状が深刻でない限り、たいていの穿孔は手術で修復する必要はありません。

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