メルクマニュアル家庭版
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声帯の接触性潰瘍

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声帯の接触性潰瘍は、声帯がつながっている軟骨を覆う粘膜にただれが生じ、ヒリヒリと痛む状態です。

声帯の接触性潰瘍は、話しはじめによくあるような、力をこめた話し方で声を出しすぎることが主な原因です。この潰瘍は教師、伝道者、営業職の人、弁護士など、人に話をする機会が多い職業の人によくみられます。喫煙、長期にわたるせき、胃酸の逆流なども接触潰瘍の原因となります。

話したりものを飲みこむと軽い痛みが生じたり、程度はさまざまですが声がかすれるといった症状がみられます。声帯の内視鏡検査により診断されます。癌につながる悪性の潰瘍ではないことを確かめるためには、生検を行うこともあります。

治療としては、最低6週間はできるだけ話をせずに、のどを休めることによって潰瘍を回復させます。再発を防ぐために、接触潰瘍にかかった人はスピーチセラピストによる音声療法を受けて、正しい発声法を学ぶ必要があります。胃酸の逆流がある人は制酸薬を内服し、寝る前の2時間は何も食べず、頭を高くして寝るようにします。

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