メルクマニュアル家庭版
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尿道狭窄

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尿道狭窄とは、瘢痕化した組織が原因で尿道が狭くなった状態です。

尿道狭窄の原因で最も多いのは、過去の尿路感染症や陰茎の外傷です。狭窄が軽ければ尿の勢いが弱まったり、尿の出が2本に分かれたりする程度ですが、狭窄がひどくなると尿の流れが完全に遮断されます。狭窄部分の手前で圧力が上がると、尿道の外側に突き出た袋(憩室)ができます。排尿の回数が減り、尿を完全に排泄することができないため、しばしば尿路感染症を引き起こします。

泌尿器科医(泌尿生殖器の病気の診断と治療を専門とする医師)は柔軟なチューブ状の観察用装置(膀胱鏡)で直接尿道を観察し、狭窄の診断を行います。検査の際には、局所麻酔薬が入った潤滑剤を使用します。狭窄部を拡張するか切開(尿道切開術)により、尿道を広げます。尿道狭窄は再発の可能性があり、瘢痕組織の切除や、皮膚移植による尿道の外科的再形成が必要な場合もあります。

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