メルクマニュアル家庭版
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精巣上体炎と精巣‐精巣上体炎

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精巣上体の炎症を精巣上体炎といい、精巣上体と精巣の両方に炎症が生じた場合を精巣‐精巣上体炎といいます。

精巣上体炎(副睾丸炎)と精巣‐精巣上体炎(睾丸‐副睾丸炎)は、細菌の感染が原因で起こります。手術や膀胱へのカテーテル挿入が原因となったり、尿路の感染が精巣上体や精巣に広がって炎症を起こすこともあります。

精巣上体炎と精巣‐精巣上体炎では、感染部位の腫れや圧痛、持続性の強い痛み、精巣周囲への体液貯留(水腫)などの症状がみられ、熱が出ることもあります。まれに陰嚢の中に膿(うみ)がたまり(膿瘍[のうよう])、軟らかいかたまりのように感じられます。

精巣上体炎と精巣‐精巣上体炎の治療には、抗生物質の内服、安静維持、鎮痛剤、陰嚢をアイスパックで冷やすといった方法がとられます。わずかな衝撃も痛みが出るため、陰嚢をサポーターで固定して痛みを緩和します。膿瘍は自然に流れ出ますが、場合によっては切開で膿を出す必要があります。

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