メルクマニュアル家庭版
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セクション

思春期

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思春期に起こる体の変化は、下垂体から分泌される黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンの血液中の濃度によって調節されます。この2つのホルモンは、生まれたときには濃度が高く、生後2〜3カ月のうちに濃度が下がり、思春期まではそのままです。思春期の初期には、黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンの濃度が上がり、性ホルモンの分泌を促します。性ホルモンの濃度が高くなると体に変化が生じて、乳房、卵巣、子宮、腟が成熟します。思春期を迎えると通常はこのような変化が次々に起きて、体が性的に成熟します(性的発達の指標を参照)。

思春期にみられる最初の変化は、乳房がふくらみはじめることです。この変化は米国の女児では9〜11歳ごろに始まります。その後まもなく恥毛とわき毛が生えてきます。乳房がふくらみはじめてから2年半前後で、最初の月経(初潮)がみられます。米国の女児の場合は、平均すると13歳より少し前に初潮を迎えています。このころになると体形が変わり、体脂肪の割合が増大します。思春期に伴う急速な成長は、乳房がふくらみだす前から始まることもよくあります。成長速度は思春期の比較的早い時期(月経の開始前)に最も速くなり、12歳ごろに頂点に達します。その後、成長速度は大幅に低下し、普通は14〜16歳になると止まります。

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