メルクマニュアル家庭版
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健康診断

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毎年健康診断を行うことで、青年期の若者の身体的成長と性的成熟を継続的に監視することができます。ほとんどの場合、検査に親は同席しません。青年期の若者では、皮膚の検査(にきびのチェックのため)、性的成熟の程度の評価、脊柱側弯(せきちゅうそくわん)症を調べるための背中の検査が、特に重要です。性的に活動的な若者の場合は、性感染症のスクリーニングを行うべきです。

そのほか行うことが望ましいスクリーニング検査として、家族に高コレステロールや心疾患の人がいる若者は血液中のコレステロール濃度を調べたり、結核菌にさらされたことがある若者には結核の検査を行ったりします。青年期の若者が、受けるべき予防接種(乳児と小児の予防接種スケジュールを参照)をすべて受けているか、特に小児期には行わないB型肝炎や、追加免疫が必要となる破傷風の予防接種を受けているかどうか確認します。

健康診断では、発達、心理、行動の問題について医師と話し合ったり、質問することもできます。医師は青年期の若者の家庭環境、学業成績と目標、活動や趣味、危険を伴う行動への関与、情緒面での問題などについて尋ねます。身体面や心理社会的な発達、健康的なライフスタイルやけがの予防などに関するカウンセリングも重要です。運転時のシートベルト着用の重要性、飲酒と運転の危険性、仲間の圧力、薬物やアルコール依存症になる可能性、親になる準備、性行為に伴う責任、暴力行為を避けることなどについても話し合いをもちます。これらについての情報源のリスト(たとえば本、電話番号、ウェブサイト)を健康診断時に医師からもらうこともできます。

医師は、青年期の若者の変化にどのように対応しているかについて、親にも聞いてみる必要があります。家庭内で制限していることがら、子供と交流する時間をもっているか、どのような行動を期待しているか、などについて親に尋ねます。親と医師が話し合う場には、普通、若者は同席しません。

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