メルクマニュアル家庭版
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消化性潰瘍

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消化性潰瘍とは、胃や十二指腸の内層が過剰な胃酸により侵食された状態、胃の保護膜が破たんした状態、あるいはその両方が起こった状態です。

消化性潰瘍は、子供では成人に比べてそれほどよくみられません。成人の場合と同様に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用やヘリコバクター‐ピロリによる感染症が消化性潰瘍(消化性の病気: 消化性潰瘍を参照)を引き起こします。親が消化性潰瘍にかかっていたり、親が喫煙者である子供は、消化性潰瘍にかかりやすい傾向があります。飲酒や喫煙をする青年期の若者も潰瘍になりやすい傾向があります。どの年代の子供も重症のやけどやけが、病気などで非常に容体が悪いときは、潰瘍を発症する可能性があります。

潰瘍のある乳児は、授乳の際やその前後に神経質で怒りっぽくなることがあります。年長児における潰瘍は通常、腹痛を引き起こします。どの年齢でも、消化性潰瘍は穿孔(せんこう)、出血を起こしたり、閉塞に至る可能性があります。子供における消化性潰瘍とその合併症の診断と治療は、成人の場合と同様です。

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