メルクマニュアル家庭版
米国メルク社とメルクマニュアル
メルクマニュアル家庭版
を検索
索引
記号
セクション

知っておきたい基礎知識

薬についての基礎知識

心臓と血管の病気

肺と気道の病気

骨、関節、筋肉の病気

脳、脊髄、神経の病気

心の健康問題

口と歯の病気

消化器の病気

肝臓と胆嚢の病気

腎臓と尿路の病気

栄養と代謝の障害

ホルモンの病気

血液の病気

免疫の病気

感染症

皮膚の病気

耳、鼻、のどの病気

眼の病気

男性の健康上の問題

女性の健康上の問題

小児の健康上の問題

事故と外傷

その他の話題

付録

解剖図

マルチメディア

単位の換算表

一般的な医学的検査

医薬品の一般名と主な商品名

情報源と支援団体

メルクマニュアル家庭版について

セクション

トピック

法と倫理の問題

事前指示書: 希望するケアの種類があれば、それが必要となる前に、事前指示書(アドバンス・ディレクティブ)(法的問題と倫理的問題: 事前指示書を参照)の形で指示しておくことができます。事前指示書は法的な意味をもつ合意書で、将来、患者の判断能力や行為能力がなくなったときに守られるべき、患者の価値観と治療に対する希望を明らかにしておくことができます。たとえば蘇生やチューブ栄養も、患者が望むならば事前指示書で禁止することができます。事前指示書には、医療に関する患者の希望を述べたリビングウィル、または医療上の決断を下す役目に他者を指名する医療判断代理委任状の形式がありますが、その両方の書類が作成されることもあります(法的問題と倫理的問題: リビングウィルを参照)。

自殺: 死期が近づいた患者の多くは自殺を考えます。自殺ほう助に関する論議が盛んになっている昨今ではなおさらです。医師と自殺について話し合えば助けになるでしょう。医師は、患者の痛みを和らげることに力を注ぎ、心をこめて接することで患者と家族を安心させ、生きる意味を見いだす手助けをしてくれます。それでもなお、状況に耐えられない人や、いつどのように死ぬかは自分の意思で決めたいと考える人は自殺を選びます。しかしたいていの場合、チューブ栄養や人工呼吸器といった寿命を引き延ばすだけの処置を拒否すれば、自らの意思で死を選ぶことができます。こうしたことを決めるのは、自殺とはみなされません。

米国オレゴン州では1998年に尊厳死法が制定されました。また、他の州でも同様の法案が審議されています。この法律により、オレゴン州の医師は、死を望む終末期患者に安楽死の薬を処方しても、合法と認められるようになりました。この法律には、乱用される可能性を防ぐための対策も盛りこまれています。悪用対策として、強制的な待機期間、カウンセリング、安楽死の依頼を認める別の医師の意見が必要となります。

ページの先頭へ

前へ: 経済的問題

次へ: 終末期を迎える

アニメーション
オーディオ
イラスト
写真
囲み解説
ビデオ
個人情報の取扱いご利用条件