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インフォームド・コンセント

自己決定とは、「正常な精神状態にあるすべての成人には、自分の体に対して行われるものごとを決定する権利がある」という概念で、インフォームド・コンセント(十分な説明を受けた上での同意)の法的、倫理的原則の土台をなすものです。インフォームド・コンセントの過程は、患者と医師の話し合いから生まれます。患者が自分の状態と治療の選択について質問すると、医師はサポートやアドバイスとともに、事実と自分の意見を話して患者と共有します。治療に関する患者の判断が、医師との話し合いによって得られたリスク、利益、その他の治療法に関する情報に基づいており、患者の選択、同意、拒否の意思を織りこんだものであるとき、その判断はインフォームド・コンセントを得ているといい、倫理的に妥当であるとともに、法的拘束力をもちます。米国のどの州でも、医療行為に先立って、こうした同意が必要です。

インフォームド・コンセントの権利には、インフォームド・リフューザル(十分な説明を受けた上での拒否)の権利も含まれます。たとえ混乱していたとしても、患者が治療を拒否する判断をしたからといって、その患者に判断能力がないというわけではありません。しかし多くの場合、患者が治療を拒否するのは誤解や不信感が原因です。治療を拒否された場合、医師はすぐに追加説明を始めます。医師には、患者のために最善と判断した治療法を受け入れるように、患者に働きかける倫理的義務があります。とはいえ、患者が治療を拒否しても、それが自殺を意図したものと考えられることはありませんし、医師が患者の拒否の選択を受け入れても、医師による自殺幇助とみなされることもありません。むしろ、これらの結果生じた死は、病気の自然な成り行きであるとみなされます。

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