メルクマニュアル家庭版
米国メルク社とメルクマニュアル
メルクマニュアル家庭版
を検索
索引
記号
セクション

知っておきたい基礎知識

薬についての基礎知識

心臓と血管の病気

肺と気道の病気

骨、関節、筋肉の病気

脳、脊髄、神経の病気

心の健康問題

口と歯の病気

消化器の病気

肝臓と胆嚢の病気

腎臓と尿路の病気

栄養と代謝の障害

ホルモンの病気

血液の病気

免疫の病気

感染症

皮膚の病気

耳、鼻、のどの病気

眼の病気

男性の健康上の問題

女性の健康上の問題

小児の健康上の問題

事故と外傷

その他の話題

付録

解剖図

マルチメディア

単位の換算表

一般的な医学的検査

医薬品の一般名と主な商品名

情報源と支援団体

メルクマニュアル家庭版について

セクション

トピック

薬に対する寛容性と耐性

寛容性とは、人体への薬の効き目が弱まることをいい、薬を繰り返し使用しているうちに、体が薬の継続的な存在に慣れていくと起こります。これに対し、耐性とは、微生物または癌細胞が通常なら有効なはずの薬の作用に対して抵抗する能力のことをいいます。

薬を繰り返し使用していると、薬への寛容性ができることがあります。たとえば、モルヒネやアルコールを長期にわたって使用していると、だんだん量を増やさなければ同じ効果を得られなくなります。寛容性が生じるのは、薬の代謝速度が速くなるため(多くは、薬の代謝にかかわる肝臓の酵素活性の上昇による)や、薬が付く部位(細胞の受容体)の数が減ったり、受容体と薬の結合力(親和性)が低下するためです(生体に対する薬の作用: 細胞の受容体を参照)。

微生物(細菌やウイルス)のある菌株に対し、普通ならそれらに有効である薬を使っても、殺したり増殖を抑えることができなくなった場合、その菌株は耐性を獲得したといわれます。細菌の耐性株は、細菌が変異を起こしたり、他の細菌から耐性をつかさどる遺伝子が伝播することで生じます(抗生物質: 抗生物質に対する耐性を参照)。癌細胞も、変異によって薬に対する耐性を生じる場合があります。

寛容性や耐性の程度に応じて、医師は投与量を増やすか、別の薬に切り替えます。

ページの先頭へ

前へ: 薬と病気の相互作用

アニメーション
オーディオ
イラスト
写真
囲み解説
ビデオ
個人情報の取扱いご利用条件