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薬の過剰摂取による毒性

過剰摂取による毒性は、しばしば有害であり、ときには偶発的であっても(医師、薬剤師、患者の誤り)、故意であっても(殺人や自殺)、致死的な中毒反応を引き起こすことがある深刻なものとされています。

同じ効果をもつ2つの薬があると、医師はしばしば過剰摂取による毒性のリスクが低い方の薬を選びます。たとえば、鎮静薬、抗不安薬、睡眠補助薬を必要とする場合、医師は通常ペントバルビタールなどのバルビツール酸ではなく、ジアゼパムやテマゼパムなどのベンゾジアゼピンを処方します。ベンゾジアゼピンはバルビツール酸よりも効果は低い薬ですが、安全範囲が広く、偶発か故意かにかかわらず、過剰摂取による重度の毒性を引き起こす可能性がはるかに低い薬です。フルオキセチンやパロキセチンのような新しい抗うつ薬が、イミプラミンやアミトリプチリンのような同様の効果をもつ古い抗うつ薬にとって代わるようになったのも、安全性という理由からです(うつ病の主な治療薬を参照)。

年少児は過剰摂取によるリスクが高い存在です。成人向けの用量の成分を含んだ色とりどりの錠剤やカプセルは、よちよち歩きの幼い小児の注意を引くものです。米国では連邦規制により、経口で服用する処方薬はすべて、小児が開けることのできない容器に入れて調剤しなければなりません(例外として障害者は必要書類にサインすればこの容器の使用を免除される)。

米国の大半の大都市圏には、化学物質や薬物による中毒についての情報を提供する中毒事故管理センターがあり、ほとんどの電話帳には地元センターの電話番号が記載されています(訳注:日本では(財)日本中毒情報センターが電話による有料情報サービスを提供している。大阪0990-50-2499、つくば0990-52-9899)。

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