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はじめに

肺は、粉塵(ふんじん)、花粉、真菌、化学物質などの空気中を漂うアレルギー反応を起こす大量の抗原にさらされているため、アレルギー反応を特に起こしやすい器官です。1日の大半を過ごす職場などで刺激性の粉塵や空気中の物質を吸いこむと、呼吸器系のアレルギー反応を起こす可能性が高くなります。肺のアレルギー反応は、特定の食べものや薬の服用によっても起こります。

体は抗原に反応するタンパク質(抗体)をつくって抗原に対抗します。抗体は真菌などの抗原と結合し、免疫反応(免疫システムのしくみと働き: はじめにを参照)によってそれを無害化します。しかし、抗体と抗原の相互作用によって炎症や組織損傷が生じることもあり、これをアレルギー反応といいます。アレルギー反応は、組織損傷を起こすまでのしくみによって分類します。アレルギー反応の多くは、2種類以上の組織損傷を合併しています。アレルギー反応の一部は、抗体というよりも、特定の抗原にのみ反応するリンパ球(白血球の1種)によるものです。アレルギー反応はI、II、III、IV型に分類されます。

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