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胸膜は、肺と胸壁の内側を覆う薄く透明な2層の膜です。肺を覆う膜の表面と胸壁を覆う膜の表面は非常に接近しています。この2層の薄く軟らかい膜の間には少量の液体があり、この液体は呼吸のたびに2層の膜がなめらかに動けるような働きをしています。
何らかの異常が起こると、空気、血液、血漿(けっしょう:血液の液体成分)、リンパ液(白血球と脂肪を含む液体成分)などが胸膜の間に入って、それに満ちた空間を形成します。多量に液体が蓄積すると胸水と呼ばれ、片方または両方の肺が呼吸の際に正常に拡張しなくなると、肺組織はつぶれます。胸膜腔内に空気が入る気胸でも同じことが起こります。
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