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原発性悪性骨腫瘍

多発性骨髄腫は、原発性悪性骨腫瘍の中では最も多く、血球をつくる骨髄細胞の病気です(形質細胞の病気: 多発性骨髄腫を参照)。骨髄腫は1つまたは複数の骨を侵し、疼痛は1カ所に限局している場合もあれば、多くの部位で生じる場合もあります。1カ所に限局している場合を形質細胞腫といい、多くの部位で生じる場合を多発性骨髄腫といいます。治療は多岐にわたり、化学療法、放射線療法、外科手術を組み合わせて行います。

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多発性骨髄腫

多発性骨髄腫

骨肉腫(骨原性肉腫)は、原発性悪性骨腫瘍の中では2番目に多くみられます。主に10〜20歳の人に発症しますが、どの年齢にも発症する可能性があります。骨パジェット病(骨パジェット病を参照)の高齢者にこの腫瘍が生じることがあります。この腫瘍の約半数が膝(ひざ)の関節内または周囲の骨に発症していますが、どの部位でも発症する可能性があります。腫瘍はしばしば肺へ転移します。症状は病巣部の疼痛と腫れです。診断には生検が必要となります。

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骨肉腫

骨肉腫

骨肉腫の治療は、化学療法と外科手術とを併用して行います。まず、化学療法を行います。多くの場合、この段階で疼痛は弱まります。その後外科手術で腫瘍を切除します。骨肉腫の人の約75%は、診断されてから5年以上生存しています。以前は、病巣の生じた腕や脚は切断されることが多かったのですが、外科手術の技術的向上により、通常は腫瘍のあった腕や脚は温存することができます。

骨の線維肉腫悪性線維性組織球腫はともに、形態、発症部位、症状、経過などが骨肉腫と類似しています。治療は、骨肉腫に準じます。

軟骨肉腫は、軟骨細胞から生じる悪性腫瘍です。その多くは進行が遅く、他の悪性腫瘍と比べて悪性度も低い(転移しにくい)のが特徴です。外科手術による治癒が可能です。しかし、軟骨肉腫の中には悪性度が高く、転移しやすいものもあります。診断には生検が必要です。治療として、外科手術で完全に切除する根治療法を行います。化学療法や放射線療法には反応しないからです。まれですが、腕や脚の切断が必要なケースもあります。腫瘍を完全に切除できた場合の生存率は75%以上です。

ユーイング腫(ユーイング肉腫)は、女性よりも男性に多い悪性腫瘍で、10〜20歳の人に多く発症します。腫瘍のほとんどが腕や脚にできますが、どの骨にも発症する可能性があります。よくみられる症状は、病巣部の疼痛と腫れです。腫瘍がかなり大きくなり、骨全体が侵されることもあります。CT検査やMRI検査は、腫瘍の大きさを同定する上で有用ですが、診断を確定するには生検が必要です。治療は、外科手術、化学療法、放射線療法を併用して行います。この病気の治癒率は60%以上です。

骨の悪性リンパ腫(細網肉腫)は、主に40〜50代の人に発症する悪性腫瘍です。骨やそれ以外の部位で生じ、骨に転移します。病巣部の疼痛や腫れなどの症状がみられ、病巣部は骨折しやすくなります。化学療法と放射線療法の併用による治療は、外科手術で腫瘍を切除した場合と同程度の効果があります。まれに病巣部の切断が必要になります。

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