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ハムストリングの損傷

ハムストリングの損傷(大腿後面筋の断裂、肉ばなれ)は、太ももの裏側にあるハムストリングと呼ばれる筋肉群に損傷が生じた状態をいいます。

ハムストリングは股関節を伸ばす動きや膝を曲げる動きに必要な筋肉群ですが、拮抗する関係にある大腿四頭筋(大腿前面の筋肉)ほどの筋力はありません。ただし、ハムストリングの筋力は最低でも大腿四頭筋の60%はないと、筋力のバランスが悪くなってけがをしやすくなります。ハムストリングの損傷は、短距離走のスタート時などこの筋肉が急に強い力で収縮した瞬間に起こりやすく、太ももの裏側に強い痛みを生じます。

応急処置としては、安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)などを行います(RICEの原則)。筋肉が回復するまでの間は、ランニングやジャンプは行ってはなりませんが、その場でのジョギング、ボートこぎ、水泳などは痛みを生じない範囲で実施できます。治りはじめてからは、ハムストリングを強化する運動が再発の予防に役立ちます。

ハムストリングを強化する運動

  • けがをした側の足に約2キログラムのウエートをつけて、上半身はベッドにうつ伏せになり、下半身はベッドからはみ出した状態で、両足のつま先が床につくようにします。膝を伸ばしたままゆっくりと脚を上下させます。これを1日おきに、10回を3セットずつ行います。筋力が回復してきたらウエートを重くしていきます。この運動は主にハムストリング上部を強化します。
  • けがをした側の足に約2キログラムのウエートをつけて、もう一方の脚で立ちます。ウエートをつけた方の脚を、膝を曲げてゆっくりと尻の方へ引き寄せます。次に膝を伸ばして脚を床に戻します。これを1日おきに、10回を3セットずつ行います。筋力が回復してきたら、ウエートを重くしていきます。この運動は主にハムストリング下部を強化します。

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