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頭蓋骨骨折

頭蓋骨骨折とは、頭の骨が折れることです。

頭蓋骨骨折によって動脈と静脈が傷つくと、脳組織を取り巻く空間に出血します。頭蓋骨骨折の方が、ただの頭部外傷よりも脳に与えるダメージは大きくなります。特に頭蓋の後部と底部を骨折すると、脳を覆っている髄膜が破れ、骨折個所から細菌が頭蓋内へ侵入して感染症を起こし、脳に重大な損傷を与えることがあります。しかし頭蓋骨を骨折しても、脳まで損傷しない場合もあります。

次のような症状がみられるときは、頭蓋底骨折が考えられます。髄膜の間を通って脳の表面を流れている透明の脳脊髄液が、鼻や耳から漏れ出してくる。鼓膜が破れていれば鼓膜の後ろに血だまりができたり、耳から出血する。耳たぶの後ろ(バトル徴候)や眼の回り(ラクーンアイ)に、打撲によるあざを生じるなどです。血液が副鼻腔に集まるため、X線、CT、MRIの各検査で発見できます。けいれん発作は外傷直後か、あるいは時間がたってから起こります。

頭蓋骨骨折の多くは手術を必要としませんが、頭蓋骨陥没骨折は例外です。頭蓋骨陥没骨折では、1つ以上の骨片が脳を圧迫して傷つけたり、脳が外に飛び出したりします。感染症や膿瘍を防ぐために、外から入りこんだ異物や壊死組織を取り除き、損傷した個所にできる限りの修復が施されます。頭蓋骨の断片は元の位置に戻されて、傷口が縫い合わされます。

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