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心気症

心気症は、重大な病気にかかっているという恐怖感にとりつかれる障害です。

心気症は20〜30歳で起こることが最も多く、男性にも女性にも同程度にみられます。心気症の人には、うつや不安もみられる場合があります。

心気症の場合、重大な病気にかかっているのではないかという患者の心配は、体の正常な機能についての誤解から発していることがよくあります。医師が診察して心配ないと説明しても、不安は解消されません。心気症の人は、医師が病気を見落としているのではないかと考えがちです。

症状と診断

健康な人が軽い症状を重大な病気だと思いこみ、徹底的な検査を受けて心配ないことが告げられてもなお安心できない場合は、心気症が疑われます。健康状態に関してますます不安が募るのにつれて、人間関係や仕事に支障が生じます。この状態が少なくとも6カ月間続き、症状の原因がうつ病など他の精神障害でもない場合に、心気症と診断されます。

治療

心気症の人は体のどこかに重大な病気があると信じこんでいるため、治療は困難です。心配ないと医師が保証しても、不安は解消されません。ただし親身になってくれる医師との信頼関係は有益で、特に定期的に受診していると効果が期待できます。症状にあまり改善がみられない場合は専門の心理療法士に紹介し、かかりつけの医師の下で治療を継続しながら、心理療法士による診察や治療を受けることも有益な場合があります。抗うつ薬のセロトニン再取り込み阻害薬が有効です。認知行動療法も症状の軽減に効果的です。

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