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薬物や体の病気に誘発される不安

体の病気や、薬物の使用または中止が原因で不安が生じることがあります。不安を引き起こす体の病気には、神経障害(頭部外傷、脳の感染症、内耳障害など)、心血管障害(心不全、不整脈など)、内分泌障害(副腎機能亢進症、甲状腺機能亢進症など)、呼吸器障害(喘息[ぜんそく]、慢性閉塞性肺疾患など)といったものがあります。発熱から不安が生じることもあります。

不安を誘発する薬物には、アルコール、興奮剤、カフェイン、コカイン、各種の処方薬(充血緩和薬などに使用されるエフェドリン、喘息治療に使用されるテオフィリンなど)があります。市販のダイエット製品には、エフェドリンとカフェインの両方を含有しているものもあります。服用を中止すると不安を誘発する薬には、ベンゾジアゼピンなどがあります。

臨死状態の人が、死への恐れ、痛み、呼吸困難などから不安を起こすこともあります(死と終末期: うつと不安を参照)。

治療

二次的に起こる不安症状よりも、その背後にある原因を治療します。体の病気を治療するか、薬を中止してその後の離脱症状が和らげば、不安は治まります。なおも不安が残る場合には、適切な抗不安薬または心理療法(行動療法など)で治療されます。臨死状態の人には多くの場合、モルヒネなど強力な抗不安作用をもつ強い鎮痛薬が適しています。臨死状態の人に強い不安を抱かせるべきではありません。

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