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はじめに

肝臓の腫瘍には、非癌性の良性腫瘍と癌性の悪性腫瘍があります。悪性の肝腫瘍は、原発性(肝臓から発生したもの)または転移性(体内の他の部位に発生し肝臓に広がったもの)に分類されます。肝臓の腫瘍のほとんどは転移性です。肝臓には心臓や消化管を通った大量の血液が流れこむため、特に転移性の癌を生じやすい傾向があります。

良性の肝腫瘍は比較的よくみられますが、多くの場合症状はありません。その大半は、別の病気で超音波検査やCT検査、MRI検査などの画像診断を受けたときに偶然見つかります。ごくまれに、こうした良性肝腫瘍が肝臓の腫大や腹腔内出血を引き起こすことがあります。良性腫瘍があっても肝臓はほとんどの場合正常な働きを保っているので、肝機能検査の値は正常範囲内に収まっています。

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