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カロリー

カロリーはエネルギーの測定単位です。食物にはカロリーがあり、食物は消化され分解される過程で生じるエネルギーを体に供給します。細胞はエネルギーを使って、タンパク質など体に必要な物質の生成をはじめ、それぞれの機能を果たすことができます。エネルギーはすぐに使うこともできるし、蓄えておいて後で使うこともできます。

エネルギーの供給量、つまり食物から摂取されたカロリー量が体に必要な量を超えると、体は余分なエネルギーを蓄えます。余分なエネルギーのほとんどは脂肪として蓄えられます。一部は肝臓や筋肉に炭水化物として蓄えられます。その結果、体重が増加します。1日200kcalずつ余分なエネルギーを摂取すると、10日間で230グラム近くの体重増になり、ほとんどは脂肪になります。

エネルギー摂取量が体の必要量に対して不十分だと、体は肝臓や筋肉に蓄えておいた炭水化物を使いはじめます。体は炭水化物を素早く消費し、炭水化物が使われると水分も排出されるため、体重の減少は最初のうち急速に進みます。しかし、体には少量の炭水化物しか蓄えられていないため、短期間しかエネルギーを供給できません。体は次に、蓄えておいた脂肪を使います。脂肪をエネルギーに変換するのには時間がかかるので、体が脂肪をエネルギーとして使うようになると、体重の減少はゆっくりと進むようになります。しかし、蓄えられた脂肪の量は炭水化物よりずっと多く、大半の人で長期間にわたってエネルギーを供給できます。極度のエネルギー欠乏が長期間続くときだけ、体はタンパク質を分解します。普通の栄養状態の人がエネルギー源となる食物をまったく摂取せず、完全な飢餓状態になると、8〜12週間で死に至ります。

エネルギーの必要量は、年齢、性別、運動量によって1日約1000kcalから4000kcal以上まで幅があります。普通は、座っていることが多い女性、年少児、高齢者の場合、体重を維持するのに1日約1600kcalが必要です。年長児、活動的な成人女性、座っていることが多い男性は、1日約2000kcalが必要です。活動的な思春期の少年や若い男性は、約2400kcalが必要です。しかし、カロリー摂取を24時間で区切って1日の摂取量として考えるのは、便宜的なものに過ぎません。また、体が必要とする量は、そのときどきの活動によって異なります。活発な活動、特に有酸素運動をすると必要量が大幅に増加し、活動性が低下すると、必要量は減少します。

食物のカロリー測定の方法

食品のラベルには必ず1食分のカロリーが記載されています。では、カロリー数はどのように測定するのでしょうか。答えは驚くほど単純で、食物を燃やすだけです。まず、酸素を満たしたボンベ熱量計と呼ばれる密閉容器の中に測定したい食物のサンプルを入れ、容器の周囲を水で囲います。そして、中に入れたサンプルを完全に燃やすと、燃焼で生じた熱によって水の温度が上がります。その温度がその食物のカロリーを示します。たとえば、水温が20℃上がれば、その食物のカロリーは20kcalになります。この測定方法は直熱量測定と呼ばれています。

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