メルクマニュアル家庭版
米国メルク社とメルクマニュアル
メルクマニュアル家庭版
を検索
索引
記号
セクション

知っておきたい基礎知識

薬についての基礎知識

心臓と血管の病気

肺と気道の病気

骨、関節、筋肉の病気

脳、脊髄、神経の病気

心の健康問題

口と歯の病気

消化器の病気

肝臓と胆嚢の病気

腎臓と尿路の病気

栄養と代謝の障害

ホルモンの病気

血液の病気

免疫の病気

感染症

皮膚の病気

耳、鼻、のどの病気

眼の病気

男性の健康上の問題

女性の健康上の問題

小児の健康上の問題

事故と外傷

その他の話題

付録

解剖図

マルチメディア

単位の換算表

一般的な医学的検査

医薬品の一般名と主な商品名

情報源と支援団体

メルクマニュアル家庭版について

セクション

トピック

葉酸

葉酸(葉酸塩)はビタミンB12とともに、正常な赤血球の形成や細胞の遺伝情報をつかさどるDNAの合成に必要不可欠です。

葉酸欠乏症

体はごく少量の葉酸(葉酸塩)しか蓄えていないため、葉酸が少ない食事を続けていると、数カ月で葉酸欠乏症になります。十分な量の生野菜やかんきつ類を食べない人が多いため、葉酸欠乏症はよくみられます。アルコール依存症による栄養不良もよくある原因です。大量の飲酒も、葉酸の吸収と代謝を妨げます。フェニトインやフェノバルビタールなどの抗けいれん薬や、スルファサラジンなどの潰瘍性大腸炎の治療に使う薬は、葉酸の吸収を低下させます。癌や関節リウマチの治療に使うメトトレキサートや抗生物質のトリメトプリム‐スルファメトキサゾール(ST合剤)は、葉酸の代謝を妨げます。

妊娠中や授乳中の女性と透析を受けている人は、葉酸の必要量が増しているため、葉酸欠乏症になりやすい傾向があります。

症状、診断、治療

葉酸欠乏症の人は、ビタミンB12欠乏症が原因の場合と似た貧血になります。

疲労感が初期症状です。肌が青白い、過敏、息切れ、めまいなど貧血の一般的な症状に加えて、赤くただれた舌、味覚低下、体重減少、下痢などが起こります。妊婦が葉酸欠乏症になると、胎児に先天性の脊椎奇形(神経管の異常)が生じることがあります。

貧血や栄養不良の人に、血液検査で巨大な赤血球が検出された場合には、採取した血液の葉酸値を測定します。低い値であれば、葉酸欠乏症です。

治療としては、葉酸サプリメントを毎日摂取します。葉酸の代謝や吸収を阻害する薬を服用している場合は、予防として葉酸サプリメントを摂取すべきです。妊婦または妊娠を計画している女性の場合は、葉酸サプリメントを多めに摂取して、胎児に先天異常が生じる危険性を減らします。

葉酸過剰症

葉酸は一般に有毒ではありません。ビタミンB12欠乏症の場合には、大量に摂取すると神経障害が悪化することがあります。

ページの先頭へ

前へ: ビタミンB12

次へ: ビタミンC

アニメーション
オーディオ
イラスト
写真
囲み解説
ビデオ
個人情報の取扱いご利用条件