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通年性アレルギー

通年性アレルギーは、ハウスダストなど空気中に浮遊した物質が原因で起こります。

通年性アレルギーは、季節に関係なくいつでも発症し1年中続きます。多くはハウスダストに対する反応です。ハウスダストには、(1)カビや真菌の胞子、(2)織物の繊維、(3)動物のフケ、(4)ダニ、(5)昆虫の死骸などが含まれています。また、ゴキブリの排泄物や運搬物もアレルギーの原因となります。これらの物質は1年中家の中にありますが、特に寒い時期は家の中で過ごす時間が長いので症状が重症化しやすくなります。

通年性アレルギーにはアレルギー性鼻炎が多く、結膜炎などの眼の症状はあまりみられません。しかし、ある種の物質がたまたま眼に入るとアレルギー性結膜炎を起こすことがあります。これらの物質とは、点眼薬、アイライナーやおしろいなどの化粧品、毛染め剤などです。コンタクトレンズの洗浄液も化学アレルギー反応の原因になります。

症状と診断

通年性アレルギーでは鼻、口の中、のどの奥、眼などがむずがゆくなります。かゆみは徐々に始まることもあれば突然始まることもあります。鼻水が出て鼻が詰まり、くしゃみもよく出ます。鼻づまりは慢性化し、中耳と鼻の奥をつないでいる耳管が腫れます。そのため特に小児では、聴力が低下することがあります。また慢性副鼻腔炎や鼻ポリープを発症することもあります。

眼に症状が出た場合は、涙が出てかゆくなります。白眼とまぶたが赤くなり、腫れてきます。

通年性アレルギーがある人の多くは、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎を引き起こすアレルゲンが原因で喘息を起こします。

診断は、症状とともに発症の状況、たとえば、猫をなでるなどの特定の行為と関連しているかどうかで判断されます。

予防と治療

可能な限りアレルゲンを避けるようにして、症状の出現を防ぎます。ハウスダストにアレルギーがある人は、置物、雑誌、本などほこりを集めやすいものを身の回りから除きます。布張りの家具は別のものと取り替えるか、頻繁に掃除機をかけます。厚地のカーテン類はブラインドに換え、カーペットを床に敷き詰めるのはやめてラグマットにします。マットレスと枕は目の詰んだ布でカバーし、ダニや他のアレルゲン粒子が入りこまないようにします。部屋を頻繁に掃除して水ぶきをするのも効果的です。ダニは湿気の高い室内を好むので、エアコンを用いて室内を乾燥させ高性能の空気浄化装置を使用します。動物のフケにアレルギーがあれば、ペットを飼う部屋を限定するか家の外で飼います。ペットは、週に1回は洗います。

薬物療法は、季節性アレルギーで述べた処置と同じです。

慢性副鼻腔炎や鼻ポリープのある人は、鼻の通りを良くし感染物質やポリープを取り除くために、手術が必要となることがあります。手術の前後には温水や生理食塩水で鼻腔を定期的に洗浄します。これは鼻腔洗浄と呼ばれます。

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