メルクマニュアル家庭版
米国メルク社とメルクマニュアル
メルクマニュアル家庭版
を検索
索引
記号
セクション

知っておきたい基礎知識

薬についての基礎知識

心臓と血管の病気

肺と気道の病気

骨、関節、筋肉の病気

脳、脊髄、神経の病気

心の健康問題

口と歯の病気

消化器の病気

肝臓と胆嚢の病気

腎臓と尿路の病気

栄養と代謝の障害

ホルモンの病気

血液の病気

免疫の病気

感染症

皮膚の病気

耳、鼻、のどの病気

眼の病気

男性の健康上の問題

女性の健康上の問題

小児の健康上の問題

事故と外傷

その他の話題

付録

解剖図

マルチメディア

単位の換算表

一般的な医学的検査

医薬品の一般名と主な商品名

情報源と支援団体

メルクマニュアル家庭版について

セクション

トピック

運動誘発アレルギー反応

運動誘発アレルギー反応は、運動の間や運動後に生じます。

もともと喘息のある人には、運動が引き金になって喘息発作が起こることがありますが、それとは異なり、運動した場合にのみ喘息発作が起こるという人もいます。運動が喘息発作の引き金になったり、症状を悪化させたりするのは、呼吸が速くなることによっていったん冷えて乾燥した気道が、再び温まるときに狭くなってしまうためです。そのため運動誘発性の喘息は、空気が冷たく乾いていると起きやすくなります。胸が苦しくなりゼイゼイして呼吸が困難になります。

まれではありますが、激しい運動の場合にアナフィラキシー反応が起こることもあります。人によっては、運動前に特定の食品を食べた場合にのみ、この反応が起きます。呼吸が困難になったり血圧が低下して、めまいや虚脱を起こします。アナフィラキシー反応が生命を脅かすこともあります。

運動により誘発される喘息やアナフィラキシー反応の症状は、激しい運動を始めて5〜10分で現れるのが典型ですが、運動をやめた後に始まることもあります。

診断は、症状と運動との関連性をみて行います。運動負荷試験も有効で、トレッドミルやサイクリングマシンを用いた運動の前後に肺機能を測定して行われます(喘息: 診断を参照)。

治療

運動誘発性の喘息の患者にとって、治療の最終目標は運動をしても症状が出ないようになることです。体力をつければ症状が出にくくなります。そして運動を始める約15分前に喘息の治療薬として使用するベータ刺激薬(喘息: 喘息の主な治療薬を参照)を吸入すれば、多くの場合は反応が起きるのを予防できます。クロモリンを吸入するのも効果的です。

喘息のある人は、事前に喘息をコントロールする薬を使用すれば運動中の発症を防げます。また薬を使いながら徐々に運動の強度と時間を増やしていけば、運動に耐えられる身体になっていきます。

運動誘発性のアナフィラキシー反応を起こしたことがある人は、発作を誘発するような運動は避けます。運動の前に特定の食品を食べると症状が出る人は、その食品を食べるのをやめます。すぐ救急処置ができるように、エピネフリン自己注射用キットを常に携行します。運動をするときは、1人ではなく他の人と一緒にするようにします。

ページの先頭へ

前へ: 物理的アレルギー

次へ: じんま疹と血管性浮腫

アニメーション
オーディオ
イラスト
写真
囲み解説
ビデオ
個人情報の取扱いご利用条件