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ジアルジア症

ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)は下痢を生じる小腸の感染症で、単細胞の寄生虫であるランブル鞭毛虫によって起こります。

ジアルジア症は世界各地でみられ、米国では寄生虫による腸管感染症の中で最も多いものです。ランブル鞭毛虫は湖や河川など淡水でよくみられる寄生虫で、一見きれいに見える場所にも存在しています。たいていは汚染された飲み水による感染ですが、子供同士やセックスパートナーから、便中のシストが人から人へ直接感染することもあります。また、複数のセックスパートナーがいる男性同性愛者、託児所にいる小児、開発途上国へ旅行したことがある人、川や湖の水を飲むヒッチハイカーなどがかかりやすい病気です。

症状と診断

感染者の中には症状が出ない人もいますが、腹痛、ガスの増加(鼓腸)、悪臭を伴う下痢などが起こります。治療を行わないと下痢が何週間も続くことがあり、食べものから栄養を十分に取れなくなくなり、体重が減少します。

症状からこの病気が疑われることが多く、便や小腸から採取した分泌物を顕微鏡で調べ、寄生虫を検出します。長期にわたる感染の場合は、便に寄生虫が出る周期が不規則なので、繰り返し検査を行う必要があります。便抗原検査でも感染を確定できます。

治療

ジアルジアにはメトロニダゾールの内服が有効です。ただし、この薬を服用中に飲酒すると、吐き気や嘔吐が起こります。フラゾリドンには内服用の液剤もあり、小児に使われます。感染者と同居していたり、身近に接触したことがあり、ジアルジア症の症状が出た人は、医師に検査や治療の必要があるか相談した方がよいでしょう。

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