メルクマニュアル家庭版
米国メルク社とメルクマニュアル
メルクマニュアル家庭版
を検索
索引
記号
セクション

知っておきたい基礎知識

薬についての基礎知識

心臓と血管の病気

肺と気道の病気

骨、関節、筋肉の病気

脳、脊髄、神経の病気

心の健康問題

口と歯の病気

消化器の病気

肝臓と胆嚢の病気

腎臓と尿路の病気

栄養と代謝の障害

ホルモンの病気

血液の病気

免疫の病気

感染症

皮膚の病気

耳、鼻、のどの病気

眼の病気

男性の健康上の問題

女性の健康上の問題

小児の健康上の問題

事故と外傷

その他の話題

付録

解剖図

マルチメディア

単位の換算表

一般的な医学的検査

医薬品の一般名と主な商品名

情報源と支援団体

メルクマニュアル家庭版について

セクション

トピック

スポロトリクム症

スポロトリクム症は、スポロトリクス‐シェンキィという真菌による感染症です。

この真菌はバラやメギの茂み、ミズゴケ、敷きわらなどで繁殖し、農業従事者、植木屋、園芸家などが感染するケースがほとんどです。小さな刺し傷などから侵入します。

主に皮膚や付近のリンパ管に感染し、非常にまれですが、骨、関節、肺などの組織に感染することもあります。

症状と診断

皮膚の感染症では、最初に指に小さな硬いこぶ(結節)ができ、徐々に大きくなり、潰瘍になります。その後、数日から数週間かけて、感染症はリンパ管を通って指から手、腕、リンパ節へと、結節と潰瘍を生じながら広がっていきます。この段階になっても、痛みはほとんどなく、他の症状もありません。

肺に感染すると肺炎になり、軽い胸痛とせきが出ます。肺への感染症は、肺気腫など別の病気をもっている人に多くみられます。関節に感染すると腫れて、動かすときに痛みます。まれに、他の部位への感染症がみられます。

特有の小さな結節と潰瘍がある場合、医師はスポロトリクム症を疑います。診断は、感染組織のサンプルを採取して培養し、スポロトリクス‐シェンキィを検出して確定します。

経過の見通しと治療

皮膚のスポロトリクム症の進行はたいへん遅く、命にかかわることはめったにありません。治療にはイトラコナゾールを服用します。ヨウ化カリウムが代わりに使用されることがありますが、効果が劣る上、発疹や鼻水、眼、口、のどの炎症などの副作用もあります。肺と骨の感染症もイトラコナゾールで治療します。命にかかわる全身性の感染症には、アムホテリシンBを静脈注射します。

ページの先頭へ

前へ: パラコクシジオイデス症

アニメーション
オーディオ
イラスト
写真
囲み解説
ビデオ
個人情報の取扱いご利用条件