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出血熱

出血熱はある種のウイルスによる一連の重症感染症で、出血が起こることが特徴です。

エボラウイルスマールブルグウイルスは、フィロウイルスに分類されるアフリカの危険なウイルスです。自然界で何がこのウイルスの宿主(自然界でウイルスを保有している生物種)になっているかは不明で、現在まで米国での感染例はありません。

どちらのウイルスも、血液や感染組織に接触することで人から人へ感染します。家族や医療従事者が感染者の血液や分泌物に触れて感染が広がります。

症状は、発熱、嘔吐、下痢、出血、意識喪失などです。どちらの感染症もしばしば致死的であり、死亡率はマールブルグウイルスでは25%、エボラウイルスのいくつかの株では80〜90%にもなります。

エボラウイルスとマールブルグウイルスによる感染症には治療法がなく、対症療法が中心となります。感染が広がるのを防ぐため、厳しい隔離体制も必要となります。これらのウイルスは、現在の局所的な発生から、いつ大規模な発生に移行するかわからないというおそれはありますが、今のところ、まだその事態には至っていません。

ラッサ熱南米出血熱はアレナウイルスが起こす感染症で、げっ歯類から人へ、あるいは人から人へ感染します。ラッサ熱は西アフリカに多く、南米出血熱の発症は主としてボリビアとアルゼンチンに限られています。

感染すると、発熱、胸痛、体中の痛み、嘔吐が起こります。南米出血熱では、口、鼻、胃、腸管から出血が起こります。ラッサ熱では明らかな出血は少ないものの、皮下に点状の出血がみられます。広範な血管から体液が漏出し、ショックを起こすと死亡の原因となります。これらの感染症はしばしば致死的なため、厳しい隔離体制を取り、家族や医療従事者に感染が広がるのを防ぐことが必要です。南米出血熱については、実験段階ですが有効とされるワクチンがあります。抗ウイルス薬のリバビリンは、感染症を治しはしませんが、死亡率を下げることができます。

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