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軟性下疳は、軟性下疳菌という細菌が起こす性感染症で、生殖器に痛みのある潰瘍ができます。
軟性下疳は世界中でよくみられますが、米国ではまれな病気で、1999年に報告されたのはわずか143例でした。このうちの4分の3は、ニューヨーク州、サウスカロライナ州、テキサス州で局地的にまとまって発生したものです。
症状は感染後3〜7日で現れます。痛みを伴う小さな水疱が生殖器や肛門付近にでき、すぐに破れて浅い潰瘍を生じます。潰瘍が広がって合体することもあります。鼠径部のリンパ節は押すと痛み、増大し、いくつもつながって膿のかたまり(膿瘍[のうよう])ができます。膿瘍の表面の皮膚は赤くつやを帯び、破れると皮膚の上に膿が出ます。
軟性下疳には数種類の抗生物質が有効です。セフトリアキソンの注射による単回投与は有効ですが、アジスロマイシンの単回経口投与、シプロフロキサシンの経口投与を3日間、エリスロマイシンの経口投与を7日間なども効果があります。
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