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多形紅斑

多形紅斑とは、繰り返し再発する皮膚病で、特徴として皮膚が赤く盛り上がり、射撃の的のように見える皮疹ができます。この皮疹は、全身に左右対称に現れる傾向があります。

多くの場合、単純ヘルペスウイルス(ウイルスによる感染症: 単純ヘルペスウイルス感染症を参照)に感染したことの反応として現れます。このウイルスにかかった人のうち約3分の2では、多形紅斑が出る前にはっきりと目に見える口唇ヘルペスが現れます。他の感染症でも多形紅斑が引き起こされるかどうかはわかっていません。ヘルペスウイルスがどのようにして多形紅斑を引き起こすのか正確にはわかっていませんが、ある種の免疫反応ではないかと考えられています。

症状

多形紅斑は突然発症し、腕、脚、顔面に赤い皮疹(紅斑)が急にできます。手のひらや足の裏に生じることもあります。紅斑は体の左右対称な場所にできます。この紅斑は、射撃の的のような同心円状(全体は赤く、中心部は紫がかった灰色)となったり、水疱を伴うことがよくあります。赤くなった部分には特にその他の症状はありませんが、少しかゆくなる場合もあります。痛みを伴う水疱が唇の上や口の中の粘膜によくできますが、眼にはできません。

多形紅斑の症状は2〜4週間続きます。1回しか症状が出ない人もいますが、1年間に6回程度症状が再発し、それが10年間続く人もいます。再発は春に多く、日光によって症状が誘発されるのではないかと考えられます。再発の頻度は徐々に減っていきます。

治療

多形紅斑は自然に治る場合があります。かゆみが気になる場合は、標準的な治療を行います。ステロイドの経口薬が役に立ちます。口の中にできた水疱が痛んで食事がしにくい場合、リドカインのような局所麻酔薬を使います。それでもものが食べづらい場合、栄養と水分を点滴で静脈注射します。再発を繰り返す場合、最初の徴候が出た段階で、アシクロビルなどの抗ウイルス薬の投与が有効でしょう。

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