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光線過敏症は日光アレルギーとも呼ばれ、日光によって引き起こされる免疫システムの反応です。光線過敏症には日光じんま疹、化学物質による光感作、多形日光疹などがあり、太陽光にさらされた皮膚にかゆみを伴う皮疹ができるのが特徴です。これらの反応は遺伝する傾向があります。全身性エリテマトーデス、ポルフィリン症などが原因となって、太陽光にあたった皮膚が損傷を受けることもあります。
日光じんま疹は、日光にさらされてわずか数分で現れるじんま疹、つまり大きくて赤く、かゆみを伴う発疹です。日光にあたって10分以内にじんま疹が皮膚に現れ、日光にあたらない状態になると1〜2時間以内に消えます。このじんま疹が広範囲にできると、頭痛、体力減退、吐き気などを伴うことがあります。
化学物質による光線過敏では、日光に短時間さらされた後に、皮膚に赤みや炎症、ときには茶色や青の変色が生じます。この反応は日焼けとは異なり、ある種の薬や化学物質を服用、または皮膚に塗った後で日にあたった場合にしか現れません。こうした化学物質には、一部の人を紫外線に対して過敏にする作用があります。かゆみを伴うじんま疹ができた場合、日光がきっかけで薬に対するアレルギーが誘発された可能性があります。
多形日光疹は、日光に対する異常な反応で、原因はわかっていません。これは日光に関連する皮膚の問題として最も多いものの1つで、女性や、日にあたる機会があまりない人に多い傾向があります。症状としては、日光にあたったところに複数の赤い隆起や不規則な形の赤い皮疹が生じます。この皮疹はかゆみを伴い、日光にさらされてから30分から数時間以内に現れます。ただし、ときには数時間以上または数日もたってから新しい皮疹が現れることもあります。隆起と皮疹はだいたい1週間以内には消えます。このような症状がある人でも繰り返し日にあたると、日光に対する皮膚の過敏性は徐々に弱まっていく傾向があります。
診断、予防、治療
光線過敏症を診断するための特別な検査はありません。皮膚が露出した部分だけに発疹が出た場合は、光線過敏症を疑います。その他の病気、服用した薬、皮膚に塗った薬や化粧品などを詳しく調べると、光線過敏症を起こした原因を特定するのに役立ちます。全身性エリテマトーデスなど、一部の患者でこの反応の感受性を高める病気を除外するための検査を行うこともあります。
原因が何であれ、日光に過敏な人は、紫外線を防止できる衣類を着用し、日光を極力避け、日焼け止めを使うべきです。光線過敏を引き起こす薬や化学物質は可能ならば中止します。
多形日光疹やエリテマトーデスによる光線過敏の患者では、ヒドロキシクロロキンやステロイドを内服すると効果があることがあります。光線過敏のタイプによっては、ソラレン(皮膚を紫外線に対し敏感にする薬剤)を併用して、紫外線をあてる光線療法を行うことがあります。この治療法はPUVA療法といいます(光線療法:皮膚病の治療に紫外線を活用 を参照)。しかし、全身性エリテマトーデスの患者は、この治療に耐えられません。
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