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耳づまり

耳あかが外耳道をふさいでしまうことがあり、耳垢塞栓(じこうそくせん)といいます。大量の耳あかがたまっていても、特に症状がみられない場合もありますが、かゆみから聴力低下までさまざまな症状が現れることもあります。たまった耳あかは、外耳道にぬるま湯をそっと流しこんで除去します(灌注法)。しかし、以前に鼓膜が破れたことがある場合には、穴がまだ開いていれば中耳に水が入ってしまうため、灌注法による洗浄は行いません。同様に、耳から分泌液(耳だれ)が出ている場合も、鼓膜が破れてそこから分泌液が出てきているおそれがあるため、洗浄は行いません。これらの場合は、先が丸くなった器具や先端にループがついた器具、吸引器などを使って耳あかを取り除きます。

耳あかを軟らかくして取りやすくする点耳液(耳垢水)もありますが、点耳液だけでは耳あかを全部取りきれないため、必ずその後にぬるま湯で洗浄します。綿棒、ヘアピン、鉛筆などを使って自分で耳あかを取ろうとしてはいけません。こうした方法ではかえって耳あかを押し固めてしまうだけで、鼓膜を傷つけるおそれがあるためです。外耳を清潔に保つには、タオルにせっけんと水を含ませてぬぐいます。

外耳道の洗浄

外耳道の洗浄

スポイトの先端を外耳道の入り口に挿し入れ、ぬるま湯を静かに外耳道に流しこんで耳あかを取り除きます。この処置は医師か看護師が行います。

ビーズ玉、消しゴム、豆などの異物を外耳道に入れてしまったために、耳づまりが起こることがあります。これは特に子供によく起こります。そのような異物は、先端が丸くなったカギ状の器具や小さな吸引器を使って取り除きます。金属やガラスでできたビーズ玉などは洗浄によって流し出すことも可能ですが、豆などの場合は水でふくらんでしまい、取り出しにくくなることがあります。外耳道の奥深くに入りこんだ異物は鼓膜を傷つけるおそれがあるため、取り出しにくくなります。子供がおとなしくしていない場合や、特に取り出しにくい場合には、全身麻酔をかけて取り出します。

ゴキブリなどの虫が外耳道をふさいでしまうこともあります。このような場合は、鉱油かリドカインなどの薬剤を外耳道に注入して虫を殺します。この処置によって痛みはすぐに消え、虫を取り出すことができます。

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