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やけど

顔面が高熱や化学物質にさらされると、反射によりまぶたがすばやく閉じて眼をやけどから守ります。この反射によって、やけどがまぶただけですむこともあります。しかし、非常に高い熱にさらされると、眼球自体のやけども起こります。損傷の程度、痛みの強さ、まぶたの外観の変化はやけどの深度によりさまざまです。

刺激性の物質が眼の中に入ると、化学的なやけどが生じます。刺激がそれほど強くない物質でも、かなりの痛みと眼の損傷を引き起こすことがあります。痛みが強いためにまぶたを閉じたままにしてしまいがちですが、そうすると刺激物質が眼に長い間入ったままになるので、損傷がさらにひどくなる可能性があります。

治療

まぶたのやけどに対しては、滅菌した洗浄液で洗浄し、抗生物質を含んだ軟膏を塗るか、ワセリンをしみこませたガーゼをあてます。治療を施した部分は滅菌したガーゼで覆い、それをテープやネットで固定します。

眼に化学的なやけどを負ったときは、ただちにまぶたを開けて流水で洗い流します。医療機関の受診や搬送よりも前に、まずこの処置を必ず行います。痛みのため眼を開けているのが困難なこともありますが、一刻も早く化学物質を除去することが非常に重要です。本人あるいはそばにいる人が眼のまぶたを開けて押さえておき、水を大量に流して眼を洗います。水の温度は室温が適切です。

医師による治療では、まず点眼薬で眼を麻酔し、薬を使って瞳孔を開きます。それから抗生物質軟膏を使用します。炎症を軽減させるためにステロイド点眼薬を使うこともあります。痛み止めが必要になることもあります。

重度のやけどの場合は眼科医による治療が必要です。視力を保ち、やけどの合併症である角膜や虹彩の損傷、眼球の穿孔(せんこう)、まぶたの変形などを防ぐためです。しかし、適切な治療を行っても、排水パイプ洗浄用洗剤によく使われている苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)などの強アルカリ液による角膜の化学的なやけどの場合は、瘢痕(はんこん)化、眼球の穿孔、失明などが起こる可能性があります。予防策として、危険な化学物質を取り扱うときには保護眼鏡をかけることが重要です。

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