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麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は俗に「ものもらい」、地域によっては「めばちこ」「めいぼ」などと呼ばれるもので、まぶたの縁やその下にある腺の急性感染症です。感染を起こす腺は1つのこともあれば複数のこともあります。
麦粒腫は、多くの場合ブドウ球菌の感染によって起こります。膿瘍ができ、しばしば破裂して少量の膿が出ます。麦粒腫は普通2〜4日間で治ります。眼瞼炎と同時に起こったり、あるいは眼瞼炎が原因となって後からできることもあります。頻度には個人差があり、一生のうちに1、2回しかできない人もいれば、何度も繰り返す人もいます。
最初は、まぶたの縁が赤くなる、触れると痛む、あるいは特に触れなくても痛むなどの症状が出ます。次に、触れると痛む小さな丸い腫れ物ができます。涙目、光に対して過敏になる、異物が入ったように感じるなどの症状が出ることもあります。多くの場合、腫れるのはまぶたのごく一部ですが、まぶた全体が腫れることもあります。腫れた部分の中心に黄色っぽい小さな点ができることがしばしばあります。
麦粒腫がまぶたの奥の方の腺にできることがまれにあり、これは内麦粒腫と呼ばれます。内麦粒腫では痛みやその他の症状が重くなる傾向があります。痛み、発赤、腫れといった症状はごく限られた小さい部分にみられることが多く、普通はまぶたの縁に出ます。
麦粒腫の治療に抗生物質が処方されることがありますが、大きな効果はありません。最も良い治療法は、10分間の温湿布を1日に数回行い、湿布の後にまぶたをやさしくマッサージすることです。温めることにより麦粒腫に膿がたまり、破裂して膿が排出されるのが早くなります。内麦粒腫は自然に破れることがめったにないので切開して膿を出す必要があります。内麦粒腫は再発する傾向があります。
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