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眼窩の炎症

眼窩内部の組織の一部または全体が炎症を起こすことがあります。眼窩内の炎症は、ヴェーゲナー肉芽腫症など血管に炎症を起こす病気(血管炎)の一症状として生じることもあれば、明らかな理由がなく生じることもあります。眼球を覆っている白い層(強膜)の炎症は強膜炎といいます。眼窩の外側上端にある涙腺の炎症(涙にかかわる器官と構造を参照)は涙腺炎といいます。眼球を動かす筋肉に炎症が生じた場合は筋炎といいます。眼窩全体と眼窩内の組織に及ぶ炎症を眼窩偽腫瘍(実際には腫瘍ではなく、癌でもない)、あるいは非特異性眼窩炎と呼びます。

症状はどの組織が実際に炎症を起こしているかによって異なります。一般に比較的突然、2〜3日続く症状が始まります。眼球やまぶたの痛みや充血がみられます。痛みは我慢できないほど激しいこともあります。炎症の原因を特定するため、炎症部位からサンプルを取って顕微鏡で観察することもあります(生検)。

炎症の治療にはコルチコステロイド薬を経口投与するのが一般的です。重度の炎症を起こしている場合は注射で投与することもあります。

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