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逆行性射精

逆行性射精とは、精液が陰茎(ペニス)から放出されず、逆方向の膀胱に流れこんでしまう状態をいいます。

逆行性射精では、正常ならば射精時は閉じているはずの膀胱の一部(膀胱頸部)が開いたままで、精液が膀胱に逆流してしまいます。原因としてよくあるのが、糖尿病、脊髄の損傷、薬、手術(経尿道的前立腺切除術など腹部や骨盤部の大手術)です。

逆行性射精でもオルガスムは得られます。しかし、射出される精液量が減り、まったく射出されないこともあります。不妊の原因になることもありますが、それ以外の影響はありません。

尿サンプルに多量の精液が含まれていれば、逆行性射精と診断されます。ほとんどの場合、治療は必要ありません。逆行性射精患者の約3分の1は、膀胱頸部を閉じる作用のある薬(プソイドエフェドリン、フェニレフリン、クロルフェニラミン、ブロムフェニラミン、イミプラミンなど)で治療すると改善がみられます。しかし、これらの薬のほとんどは心拍数を増やし、血圧を上昇させる作用があるので、高血圧の人や心臓病のある人には危険です。

不妊を薬で治療しても効果が認められない場合は、精子を採取して人工授精を行います(不妊: 治療を参照)。

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