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未熟児網膜症

未熟児網膜症とは、眼の奥(網膜)にある微小な血管が異常に成長する病気です。

非常に早期に生まれた新生児では、網膜に血液を供給する血管の成長がしばらくの間止まることがありますが、成長が再開したとき、無秩序な形で発育してしまいます。この無秩序で急速な成長が進む際に、微小な血管が出血し、その結果瘢痕(はんこん)化することがあります。重症例の多くでは、この過程からいずれは網膜剥離(もうまくはくり)が起こって視力が失われます。血液中の酸素濃度が高い場合も、この未熟児網膜症を引き起こすリスクが高まります。

新生児が未熟児網膜症にかかった場合、特に症状が現れないので、診断には眼科医が眼の奥を入念に検査しなければなりません。そのため、出生時の体重が1500グラム以下だった早産児に対しては、生後4週間以降から眼科医が定期的に眼の検診を行います。眼の検診は必要に応じて1〜2週間ごとに行い、網膜の血管が成長を終えるまで継続します。重い網膜症を起こしている乳児は、最低でも年1回の眼科検診を生涯受け続けなくてはなりません。もし網膜剥離を早期に発見すれば、治療により、罹患した眼の完全な視力喪失を防げる場合があります。

予防、治療、経過の見通し

早産児が酸素補給を必要とした場合、酸素使用量は注意深くモニターし、血液中の酸素濃度が過剰にならないようにします。血液中の酸素濃度が過剰になると、新生児が未熟児網膜症にかかるリスクが高まるからです。手や足の指先を通して血液中の酸素濃度を測るパルスオキシメーターを使って、間接的に酸素濃度を測定する方法もあります。

たいていの場合、網膜症は軽度で自然に治りますが、眼の血管が完全に発達するまでは定期的に眼科医の検診を受ける必要があります。

未熟児網膜症が非常に重い場合、網膜の一番外側の部分に対しレーザー治療を行います。この治療法は血管の異常な成長を止め、網膜剥離と視力喪失のリスクを軽減します。

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