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風疹

風疹(ドイツはしか、三日はしか)は感染性のウイルス感染症で、関節痛や発疹などの軽い症状が出ます。

風疹は典型的な小児期にかかる軽度の感染症ですが、出生前に感染した乳児では悲惨な結果になることがあります。女性が妊娠の最初の16週間(特に第8〜10週の間)に風疹にかかると、しばしば胎児にも感染します。この胎児への感染は、流産、死産、重度の先天異常(先天異常: はじめにを参照)などを引き起こします。

風疹はかつては春によくみられ、6〜9年ごとに大きな流行があり多数の人が感染しました。この病気は今日では、予防接種が広く行われるようになったため、米国ではまれになりました。しかしながら、一部の若い成人女性は風疹にかかったことがなかったり、風疹の予防接種を受けていないため、妊娠初期に感染した場合は重い先天異常をもった子供を産むリスクがあります。

風疹は、主に感染した人がせきなどで空気中に出したウイルスを含む小さな水滴を吸いこむことで感染します。感染した人との密接な接触でも感染は広がります。この感染症は、発疹が現れる1週間前から、発疹が消えてから1週間後まで感染力があります。出生前に感染した乳児は、生後何カ月もの間感染性をもっています。

症状と診断

症状は、感染後およそ14〜21日に出はじめます。一部の子供は数日にわたって少し具合が悪いと感じ、鼻水、せき、痛みのないバラ色の斑点が口蓋(こうがい)にできます。これらの斑点はやがてお互いに融合して、のどの後ろ側まで赤く広がっていきます。多くの子供、特に年長の子供では、この病気の最初の徴候は首と頭の後ろにあるリンパ節の腫れです。約1日後に特徴的な発疹が現れて、3日ほど続きます。この発疹は顔面と首から始まって、急速に胴体、腕、脚へと広がります。発疹が現れるにしたがって、皮膚が少し赤くなり(紅潮)、特に顔が赤くなります。

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風疹

風疹

少女と成人女性の3分の1までが、風疹にかかると関節炎や関節痛を起こします。まれな例では、中耳の感染症(中耳炎)が起こります。脳の感染症(脳炎)は非常にまれですが、ときには命にかかわる合併症です。

診断は典型的な症状に基づいて行います。妊娠中に必要な確定診断は、風疹ウイルスに対する血液中の抗体価を測定することで可能です。

予防と治療

風疹ワクチンは小児期の定期予防接種の1つであり、12カ月齢の初めに行います(乳児と小児の予防接種スケジュールを参照)。風疹にかかった人は免疫ができて、二度とかかりません。

風疹にかかった子供の多くは、治療をしなくても完全に治ります。中耳炎(耳、鼻、のどの病気: 中耳の感染症を参照)は抗生物質で治療できます。脳炎には治療法がないので、支持的なケアをしながら経過をみます。

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